盆供養(施食会法要)を行いました
2025.08.11 Monday 09:42
今年も東北福祉大学 仏教専修科の皆様のご支援で、
盆供養(施食会法要・せじきえほうよう)を執り行いました。
ご先祖様、故人様を偲び、心をこめてご焼香を行っていただきました。
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導師の千葉公慈先生(東北福祉大学学長)による法話
(一部抜粋してご紹介させていただきます)
お盆には、ご先祖様をお迎えして心安らかに祈りを捧げます。
キュウリとナスでつくる牛馬は、単なる乗り物としてだけでなく、
かつては家族と共に田畑を耕し、汗を流して働いた大切な存在でありました。
お釈迦様の教えは本当に裾野が広いんですね。懐が深いというか。
人間だけでなく、さまざまな食べもの、動物たち、虫たちを含めてすべての命がつながっている。
こういう教えを「縁起」といいます。
施食会(せじきえ) とは、『施(ほどこ)し』といいます。
心を、あずける
信頼を、あずける
優しさを、あずける
笑顔を、あずける
言葉を、あずける
いろいろな、あずけ方があります。
そして、あずけたものは逆にいただくこともあります。
このやりとりが人間の魂を一番元気にしてくれます。
この施し合いの心、これが人間の基本であります。
今日は皆様の気持ちが先祖に届いております。
どうぞ心ゆったりとご養生されて長生きしていただきたいと思います。
先祖が喜んでいただいていることでもあります。
合掌。
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千葉先生のご法話に、ご利用者、ご家族も頷かれながら聞き入っていました。
これからも皆さまの健やかな毎日を願っております。
合掌。