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法人本部、認知症カフェ

せんだんの杜「午後の音楽cafe」(認知症カフェ)へようこそ! 34

2018.12.17 Monday 21:04

平成30年8月21日(火)に開催しました!

8月の認知症カフェを開催したのは夏の甲子園の決勝戦の日でした…。

すっかり報告の時期が遅くなってしまいましたが、

ここから今の時期に追いつくように急いで報告いたします!

 

【ものわすれの話】というテーマで、毎回ミニ講話を取り入れています。

 

講師は、認知症介護研究・研修仙台センター:矢吹知之先生 / 主任研修研究員 です。

 

 矢吹知之先生

 

矢吹先生には「午後の音楽café」の【ものわすれの話】として、

毎回ためになる話題を提供して下さいます。

リラックスした雰囲気の中で、どなたが聞いてもわかりやすい内容のお話。

午後のひと時に、ゆるやかに【ものわすれ】について学びます。

とても興味深い内容のため、お客さまもメモを片手に聞き入ります。

 

「これまでに、認知症の定義として『体験の全てを忘れ、もの忘れの自覚がなく、

症状が進行して悪化していき、行動上の問題が出てくるので生活に支障をきたす症状』

と言われてきましたが、これは本当なのか?と問いたいのです。」

 

という切り口から話がはじまりました。

認知症と診断を受けている男性の日常生活からの体験より、

 

「この男性が帰宅すると『今夜の夕飯は何?』と奥さんに何度も聞いてしまうことがあり、

奥さんから『さっきも言ったでしょう。何度も聞かないで』と言われるのだそうです。

そのため『なんで何度も同じことを聞いてしまうのか?』と考えてみたところ、

『これから先のことを知りたいと思い、これから何があるんだろうとワクワクする気持ち

になるから』という理由であった。メニューを忘れることは生活に支障のないことで、

それよりも『そんなことも忘れたの?』と責められることの方が生活に影響が出てくる。

なので、何度も同じことを聞いてくるということは、決して悪いことではなく、

前向きに生活しようとしていることなのかもしれない。

『次に何をしようか。何を食べようか。今度はどこへ行こうか。』と考える方が

前向きな生き方ではないでしょうか?」

 

 ものわすれについての話題に引き込まれます

 

また、もの忘れの自覚があるものの病院へ行って診断されるのが怖くて、

病院へ行くことができないでいる男性が、ある相談の窓口に来た時に

認知症のご本人と直接話をした時のやり取りより、

 

「通常であれば『何に困っているの?どこが悪いの?』と聞いてしまいそうなところ、

認知症のご本人は『じゃあ、あなたはこれから何がしたいの?』と最初に言いました。

相談に来た人も考えてから少しずつ答えはじめ、だんだんと具体的に『だったらどうすれば

それができるかな』と話が盛り上がっていった。そうすると、その人はみるみる元気に

なっていき、笑顔が見られ、心が穏やかになっていった。

大切なことは、私たちは出来ないことを指摘するのではなく、何が出来るか?ということを

考えてあげることではないか。」とのお話を伺いました。

 

◎ 大切なことは周囲が変わること。

◎ 一番はご本人に聞いてみること。

◎ ご本人が希望につながるような関わりを持ち、環境をつくっていくこと。

 

私たちにも出来ることを学ぶことができました。

矢吹先生ありがとうございました!

 

ミニコンサートは『アンサンブル・プティフール』 ♪

今年の夏の甲子園はとても盛り上がりましたね!

「午後の音楽café」は宮城県仙台市で開催しています。そうです。東北です!!!

決勝戦は我らが東北勢が頑張ってくれていましたので、

当然東北における視聴率は最高だったことでしょう!

・・・その盛り上がりの反面、決勝戦と同時刻に開催している私たちの認知症カフェに

果たしてお客さまは来て下さるの・・・ 一抹の不安がありました。

ところがところが、決勝戦よりもカフェを選んで大勢のお客さまがお越し下さいました!

音楽の生演奏により、暑さで参った心を癒すために・・・♪

 

 アンサンブル・プティフール のみなさん

 

2回目のご出演となります アンサンブル・プティフール のみなさんです。

(1回目はこちらをどうぞ ☞ 「午後の音楽café」へようこそ! 22 )

 

火煙節子さん(チェロ)水野二郎さん(フルート)山田淑子さん(チェンバロ)

水野恵美さん(演奏サポート)

オープニングは『ジュピター』

会場のお客さまの心中をお察しいただき、演奏の合間に甲子園の決勝戦の経過を

実況中継していただきながら大いに盛り上がりました~!

 

 火煙節子さん(チェロ)

 

第1部は【音楽で世界一周】をテーマに

『オーソーレミヨ(イタリア)』 『エーデルワイスオーストリア)』

『グリーンスリーブス(イギリス)』 『インザムード(アメリカ)』

『アロハオエ(ハワイ)』 『新唱六段(日本)』

季節感に満ちた豊かな世界を身近に感じ、すてきな旅となりました♪

 

 水野二郎さん(フルート)

 

第2部前半は【クラッシック】

美しい『カノン』をプティフールバージョンで楽しませていただきました♫♪♫

 

 山田淑子さん(チェンバロ)

 

チェンバロはとてもデリケートな楽器のため、今回は会場の環境の兼ね合いにより、

電子ピアノでチェンバロのすてきな音色を奏でて下さいました。

【みさんとご一緒に!】では、お客さまと一緒に生オケで贅沢に唄うことができ、

会場に大きな歌声が響きましたよ♪

『夏の思い出』 『童謡 ~通りゃんせ、七つの子、赤とんぼ~ 』

 

 水野恵美さん(演奏サポート)

 

最後は【ポップスタイム】で 夏っぽい曲を軽やかに

『涙のトッカータ』 『エーゲ海の真珠』

そして、盛大なる拍手によりアンコールは『また君に恋したい(坂本冬美)』

しっとりと夏の午後の演奏が終わりました・・・。

アンサンブル・プティフール のみなさん ありがとうございました!

 

「午後の音楽café」の会場です ♪♫♪♫

 

 ゆったりとしたソファがあります

 

 奥行きのあるフロアなのです

 

 季節のお花を楽しんでいただき

 

 手作りのおいしいお菓子もありますよ

 

どなたでも参加していただけます。申し込みも不要です。

『ものわすれのこと』をゆるやかに学び、出会った方々と語り合い、音楽の生演奏に癒され、

心配なことがあればその場で話を伺わせていただくこともできます。

いつでもお気軽にお越しください。

 

午後の音楽cafe 9月のチラシ

 

日 時:平成30年9月20日(木)午後1時30分から午後3時30分まで

会 場:せんだんの杜(リベラ荘 1階デイサービスフロアー)

    仙台市青葉区国見ヶ丘7丁目141-9(仙台青陵中等高等学校向かい)

内 容:コーヒーやお菓子を楽しみながら…

     ①ミニコンサート(第1部)
          高橋慶匡さん(クラッシックギター)
     ②ものわすれの語
         認知症介護研修・研修仙台センター
          加藤伸司 先生  / センター長
     ③フリートーク
     ④ミニコンサート(第2部) クラッシクギター演奏

参加費:無料(事前のお申し込みなどは必要ありません)

カフェ:無料メニュー コーヒー・緑茶・ほうじ茶・麦茶

    100円メニュー お菓子(クッキーなど)

主 催:吉成学区社会福祉協議会

    ボラ・ネット「杜の丘」

    国見ヶ丘地域包括支援センター

    せんだんの杜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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