せんだんの館では、サービスの質の向上・職員のスキルアップを目的とし、年間約25種類の内部研修を開催しています。
主な研修には、以下のものなどがあります。
○介護技術(移動・食事・口腔ケア・排泄など)
○医療対応・救命救急
○感染症対応
○身体拘束・虐待防止
○看取り介護
○リスクマネジメント
○認知症ケア
○相談援助・コミュニケーション・接遇マナー などなど
今日は1年間の締めくくりとして、4名の職員がこれまでの実践を報告してくれました。
最初の発表は、入職1年目の介護職員より「最期のときをどう支えるか」というテーマで発表がありました。
介護福祉士の養成課程を卒業し、初めて経験する利用者の方の「看取り」から、介護職員として本当に大切なことを学ばせて頂いたことが伝わる内容でした。
二人目の発表は、入職6年目の介護職員より、「職員の取組みと入居者の変化について」というテーマでの発表でした。
6年目の職員らしく、利用者の方の支援を行う中で多角的な視点でアセスメントを行い、チームでケアに取り組むという専門的な視点が含まれた内容でした。
三人目の発表者は、入職15年目の在宅サービスを担当する相談員で「利用者の方が望む生活を実現するためのサービス連携」についての報告がありました。
ひとりの利用者の方との具体的なかかわりを通じて、在宅生活を支えるうえでは、利用者の方、ご家族、また関係機関との連携が不可欠であることを伝えてくれました。
四人目の発表は、入職14年目の相談員で、以前このブログでもご紹介した「地域ワーキング」の活動と成果の報告でした。
せんだんの館が目指す「共生の地域づくり」への実践を、改めて職員間で共有することができました。
最後は総合施設長より報告会の総評!
1年間の締めくくりとして、改めて「一人のひと」を大切にすることの重要性を再確認しました。
研修終了後、参加した職員より「次年度はぜひ自分のユニットから発表したい」という声も聞かれました♪
せんだんの館では、次年度へ向け「平成28年度内部研修計画」を作成いたしました。今後も、その計画に基づく研修開催から、サービスの質の向上と職員のスキルアップに取り組行きたいと考えております。
日差しはだいぶ暖かくなってきましたが、風はまだ少し冷たく感じます。
そんななかでも自然界では確実に春の準備がはじまっていました。
ふきのとう&つくし よ~く見ないと見逃してしまう、かわいらしいサイズです。
来月4月19日の開催には桜並木の桜が見ごろかもしれませんよ🌸お楽しみに…。
1月に演奏されたマンドリンの田原靖彦さんと2月に演奏されたピアノの工藤明日香さんによる
ミニコンサートでした。
ミニコンサート第1部では前半を田原靖彦さんによるマンドリン・ソロ演奏
ミニコンサート第1部後半を工藤明日香さんによるピアノ・ソロ演奏
ミニコンサート第2部はマンドリン&電子ピアノによる共演
♪「鉄道員」 「La Serenata ~セレナーデ~」 「ハワイの結婚の歌」
ソロ演奏ではそれぞれの楽器の奏でる音色とすてきな演奏を堪能させていただき、
共演では一緒になることでのハーモニーの楽しさや、より一層の曲の深みを感じ、最後まで
あっという間のコンサートとなりました。お客様からも「音色の美しさに感動しました」
「それぞれを楽しみ、共演でも楽しみ、心から癒されました」との感想が聞かれました。
ものわすれの話は「認知症介護研究・研修仙台センター」のセンター長である加藤伸司先生
による分かりやすいお話でした。加藤先生には記念すべき第1回に講話を担当していただいて
おり、今回で2回目となりましたが、この間に参加されてきたお客様は毎回必ずものわすれの話を
学ばれていますので、大分知識が豊富になられてきています。加藤先生もそのことを感じられ、
研究による徹夜明けという状況での講話でしたが、「アルツハイマー病」についての話を、
皆さんの熱意と共に大いに盛り上がり、笑いを交えて話が進みました。
講話なのに“盛り上がり、笑いを交えて”という表現に驚かれるかもしれませんが、
この認知症カフェでは、参加されやすい雰囲気を大切にしていますので、堅苦しくなく、
初めての参加でも、お一人で参加されても、楽しんでいただける内容に工夫しています。
それゆえ、大いに“盛り上がり”ますし、所々では“大爆笑”も起こります。
笑いを交えつつ、ためになるお話を聞くことができるので、参加されている方々は楽しみにして
いただけているのだと思います。
皆様の笑いに包まれた雰囲気を掲載できないのは残念ですが、ぜひ一度、この体験を試して
みませんか?
音楽に癒され、ためになるお話を聞くことができ、参加されている方々との賑やかな談笑、
美味しいコーヒーや手作りお菓子、知りたい情報が手に入るコーナーもあり、ちょっと気に掛かる
ことはその場で専門職による相談もできます。
会場の雰囲気、「仙台自立の家」の美味しいお菓子、情報&相談コーナーなど
4月19日には春の日差しのなか、もしかしたら満開かもしれない桜を眺めつつ、
認知症カフェ「午後の音楽cafe」へ足を運ばれてみてはいかがですか?
開催日には、せんだんの杜の入口などに案内を掲示しております。
響の間でお誕生日が数日違いの方がお二人いらっしゃいます。
どちらも素敵なお誕生日となりましたので、ぜひともその雰囲気を紹介させてください!
出発前から、たくさんの「お誕生日おめでとうございます!」という声に、嬉しそうな
笑顔で応えておられた利用者様。
あっという間に「とみや湯ったり苑」へ到着です。さっそくお風呂へ…。
室内浴の「十宮の湯」「湯腰掛」や露天にある「ひのき風呂」「洞窟風呂」など色々なお風呂を
楽しみました。
「お肌がツルツルになったよ✨」と嬉しそうにされていました。
入浴後はお待ちかねの食事の時間。「何を食べようかな?」と何回もメニューをめくり、
悩んだ末に選ばれたのはマグロ丼とメロンソーダでした。
リベラ荘に帰ってからも、お誕生日はまだまだ終わりません!
続いては、職員からのお誕生日プレゼントの時間です。🎁
今年は手作りの写真入り寄せ書きです。喜んでいただきたいなぁ…と私たちの気持ちを込めて、
コツコツと制作しました。
職員からのメッセージに「恥ずかしいことがいっぱい書いてあるね💛」と照れておられました。
「思い出になるね。ありがとう」とにっこり笑顔。私たちも嬉しく思いました(^^♪
「今日はとっても最高の日!今度はみんなで行こうね!」とおっしゃって下さいました。
次はもう少し温かくなったら、遠出をして秋保温泉にでも行きたいですね!
お誕生日の少し前からご家族の皆様と相談を重ねて、長命ヶ丘にある「うなぎ処 中村」への
外出を企画させていただきました。
なんと、ご家族の皆様は30年近く通っておられる馴染みのお店なのだそうです。
ゆっくりとした雰囲気のなかで、ご家族の皆様様より素敵なお話をたくさん聞かせていただきました。
利用者様も柔らかいうなぎに舌鼓、1枚をペロリと召し上がりました!他にも焼き鳥や
カニとタコの酢の物など、昔お好きだったというお品をご家族の皆様が注文して下さいました。
利用者様の視線の先は…向かいに座っておられた旦那様を見つめています♪
会食の最後には、娘様が用意して下さったお誕生日ケーキの登場です🍰
今回はご家族の皆様が一緒に企画して下さり、お店の予約やケーキのご用意などたくさんの
ご協力をいただきました。職員として関わらせていただいている普段の生活のなかだけでは
見ることのできない利用者様のお顔を見ることができて、とても素敵なお誕生日会と
なりました。
ご利用者の皆様の生活が充実したものとなるのも、ご家族様のご協力があってこそだと
感じております。本当にありがとうございました。
思い出写真がたくさん♪お部屋に飾らせていただきました。
お誕生日の報告は以上です。お誕生日を祝われるのは、おいくつになられても嬉しいことだなと、
利用者様の笑顔を見て実感しました。
最後までご覧いただき、ありがとうござました。響の間通信、次回をお楽しみに!
東北福祉大学の敷地内にある、せんだんの杜の周囲は桜の木です。
今はまだこんなに小さなつぼみですが、4月の後半には満開の桜並木になります。
2月上旬に植木屋さんが剪定していたつぼみの木をもらい、3週間かけて日に当て、霧噴きで水をあげ、
他のスタッフの知恵と協力も得ながら一生懸命に育てて…、ようやく咲かせることができました!
そして、この「午後の音楽cafe」を共催してる『ボラネット杜の丘』さんより、“つるし雛”を
貸していただき、桜とともに華やかなお出迎えを演出することができました🎎
今回は『つながりおんぷ』工藤明日香さん・晴香さんによるピアノ演奏です。
グランドピアノと電子ピアノによる親子での共演のため、見事に息が合っていて、全ての楽曲を
一緒に演奏するという、とてもゴージャスで聴き応えのあるコンサートとなりました。
参加されている方からも「若い方々の楽しい演奏でした」「素敵な音楽に心が癒されました」
「連弾ステキでした。バッハが特に良かったです」「うっとり聴き入りました」などとの感想でした。
演奏が終わると、参加者の方々が晴香さんへ声を掛けるという姿もありました♫
せんだんの杜の近くにある、『せんだんホスピタル』臨床心理士:伊藤雄大さんによる講話です。
今回は「高齢者のうつ病について~認知症との違い・関連~」という内容のお話でした。
うつ病がテーマになったことが初めてでしたので、参加者の方々の関心も高く、
「身近にせまった話で参考になりました」「早めの受診が大切と分かりました」「認知症と比較が
できて良かったです」「相談先を紹介してもらい安心しました」などとの感想が寄せられました。
“早めの受診” “不安な時には相談する” など、認知症カフェで何度も取り上げられていることと
再びリンクします。
日頃の不安は先延ばしにせずに、まずはこのカフェへ足を運んでいただき、1日でも早く
専門職とつながってほしい。そして、少しでも安心できる生活をこの先も…と願っています。
いつでも、どなたでも、ご参加下さい。お待ちしています!
スペシャル・コラボレーションとして、国見ケ丘のすぐ隣の中山という地域にある
「多夢多夢舎(たむたむしゃ) 中山公房」のアートを展示させていただきました!
カフェで使用している会場はデイサービスを行っていたフロアーですが、現在は少し閑散と
している雰囲気もあります 😥
そこで、「会場を彩ってもらいたい!」という安易な考えで展示を依頼しましたが、
けれども実際には…
多夢多夢舎中山工房 tam tam dot(タム タム ドット)
たくさんのロボットがデザインされたカラフルな手ぬぐい&米袋を使ったアート
発想がユニークで想像を飛び超える作品の数々。見ているだけで笑顔がこぼれ、会話が弾みます。
「こんなかわいい手ぬぐい、孫に買ってあげたいわ」「全部〇(ドット)で描かれてる!」
「音楽が聴こえてくるようだね」などとの会話が聞こえました。そして、
「ずっと見ていたい…」「小さい作品だけれども、目が離せなくなり、語り掛けてしまうような作品」
「どのように描いているのか、想像がふくらむ」など。
会場を“彩る”だけでなく、皆さんの心の中まで彩っていただきました。
多夢多夢舎中山工房の皆さん、ありがとうございました!
認知症カフェ「午後の音楽cafe」は毎月開催しています。
直前になってしまいましたが、次回のお知らせです。