災害福祉広域支援ネットワーク・サンダーバードが取り組んでいる「平成27年度社会福祉推進事業 有事に確実に機能する福祉避難所整備手法の検討 ~福祉避難所訓練ガイドラインの作成と普及」について、せんだんの杜ものうでは平成28年1月26日と27日の2日間において訓練へ参加致しました。
昨年11月に地域住民・行政等関係者との意見交換会を行い、そこで出た意見を基に打合せを重ね、今回の訓練のシナリオを作って望みました。
被害想定として、先の東日本大震災と同等の震災がおき、石巻市の沿岸部が津波被害を受け、多くの住民が一般避難所へ避難している状況にあり、その中で介護等が必要な方を内陸部で比較的被害の少ない桃生地区にある総合体育館を福祉避難所として設置することとなり、石巻市から要請を受けて社会福祉法人東北福祉会が設置・受け入れ・運営等を行うという流れで実施致しました。
1月26日(火)は、養成に基づき、福祉避難所の設置を行い、受け入れ準備をするという訓練でした。
段ボールで一人ひとりのブースを作り、受け入れ対象者が高齢者ということを想定し、ベッドが必要と考え、配置し、寝食を分けるということで交流スペースを設けました。こちらは、平成23年に実際に福祉避難所を運営した経験からの考えでした。ただ、「一人当たりのスペースをどれ位にしたら良いか」悩みながらの設置となりました。
※石巻市役所方から訓練終了後に目安として、1区画6.6平方メートル(4畳程度)と教わりました。
どこから段ボールを持ってくるか、ベッドはどうするか?必要物品はどこに養成したら?などなど、有事の際にはもっともっと混乱すると考えると平常時からの準備が必要と強く感じております。
1月27日(水)は、石巻市役所から担当課の方、保健師さん、桃生総合支所の保健師さん、当事業所職員、サンダーバードの方等、総勢30名を越える方々で実施致しました。当事業所3箇所を一般避難所と想定して、職員を避難対象者に見立て、その方々を保健師さん、地域包括職員が一人ひとり聞き取りを行い、福祉避難所の対象者かを判断し、受け入れ先である福祉避難所にいる相談員へ連絡し、OKであれば福祉避難所へ移送する。また、移送後相談員と看護師が改めてアセスメントし、ブースへの振り分けをするという所までの訓練となりました。
利用者役の職員も、アドリブ満載でちょっとした俳優・女優さんよりも上手に演技されており、実際の有事の際にはもっともっと混乱が生じるであろうな・・・と感じました。
訓練は約2時間程で終了となりましたが、終了後の反省会では、様々な対象者(認知症・自閉症・感染症・身寄りがいない方 など等)がいることで、「どの様に判断したらよいか、受け入れの体制をどう構築していくか、誰が・どこで・どの位・どの様に受け入れたり、運営の中心は?」との意見が出され、今回の訓練だけで終わらず日々重ねていくことが重要であると感じております。
有事の際に、大きな混乱なく、スムーズに行くためにも今後もせんだんの杜ものうだけでなく法人全体で取り組めればと思います。
今回、訓練を主催戴きましたサンダーバードの皆様、石巻市役所、桃生総合支所の皆様、意見交換会で貴重な意見を頂いた住民の皆様、そして寒い中2日間に渡り訓練に参加していただいた皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。
寒さが強い今日この頃ですが、皆様風邪やインフルエンザにはご注意下さい。
以前にもこのブログでご紹介しましたが、「MOICafe」では、毎月第1・第3木曜日を中心に、13:30~15:00の時間で「喫茶店ムーミン」を開催しています♪
コーヒー・紅茶・フレーバーティー・ココア・甘酒などなど。日替わりで季節に応じた飲み物を100円(お菓子付)で提供しています。
本日のメニューはこちら!
この日も大盛況で、ご家族の方にも多数来店いただきました♪
喫茶店ムーミンは、一般の方でもご利用可能です♪
午後のちょっとした息抜きや、施設を見学してみたいけどなかなか機会が無い方などなど、ぜひお気軽にご利用ください。
※月により曜日が変更となることがありますので、来店をご希望される方は事前にお問
い合わせください。
日 時:平成28年3月12日(土)13:00~16:10(受付12:20)
会 場:東北福祉大学仙台駅東口キャンパス (旧 代々木ゼミナールビル)
定 員:先着150名
※先着順に受け付け、申込締め切り後、参加の可否をFAXにて返信いたします。
なお、参加者多数の場合、同じ機関・事業所からの参加を調整させていただくことがあり
ます。
参加費:無 料
申込方法:参加をご希望の方は、こちらの参加申込書にご記入のうえ、FAXにてお申し込みくだ
さい。
申込締め切り日:平成28年2月22日(月)
認知症カフェの発祥の地オランダの認知症カフェ、そしてイギリス(イングランド
・スコットランド)の認知症カフェの事例を詳しく紹介します。
「認知症」という名称は使うべきか?地域住民への啓発方法、カフェの運営
スタッフの育成方法は?などを続け方や始め方にかかわる様々な課題を
ディスカッションで解決していきます。
● 『思い出カフェ』 岩手県奥州市 及川 明美氏(奥州市地域包括支援センター所長)
● 『土橋カフェ』 神奈川県川崎市 高橋 正彦氏(クリニック医庵たまプラーザ院長)
● 『仙台市の認知症カフェ推進のこれから』 仙台市介護予防推進室
社会福祉法人東北福祉会 認知症介護研究・研修仙台センター
研究事業室 電話 022-303-7556 担当:矢吹、堀籠(ホリゴメ)、工藤
※お問合せ対応休止期間:土日祝日、平日夜間(18:00~翌9:00)
せんだんの杜リベラ荘の2階のもう一つのユニット「さくら」も、「響の間」に続き
新年に際してブログを書き始めることにしました。
同じ階のユニットでありながら、利用者の皆さまはもちろんのこと、職員やユニットの様子なども
また違った雰囲気や出来事がありますので、日々の生活を随時お伝えしていきたいと思います。
こちらも初回は昨年末に開催した「忘年会」について報告します。
「響の間」とも趣が異なる内容で準備を進め、仙台ならではのすてきなゲストもお呼びしての会
でしたので、皆さまの楽しそうな表情を中心にご覧ください!
平成27年12月27日(日)お昼より開催。
ご利用者様15名、ご家族様17名、職員7名、ボランティアさん1名
合計40名と忘年会にふさわしい盛大なものとなりました。
まずは皆さまの一番のお待ちかね、鍋パーティーの始まりです!
特製の「油麩入り塩ちゃんこ鍋」と太巻き寿司、おいなりさんのメニューです。
人数に応じた食材量の計算から多量の買い出し、鍋の材料の切り込み…。
普段の家庭でのものとは異なり、四苦八苦して準備しました。
もちろん、普段家庭ではちゃんとやっているんです!40人分の量がいつもとは違ったんです!
それを察して(?)か、当日にはご家族様にも協力をいただき、助けていただきました。
いつもありがとうございます!心から感謝いたします!!
あっという間に鍋も空っぽになり、「おいしかったよ」との感想に職員もほっとしました…。
さあ、いよいよお楽しみのレクリエーションの時間です!
期待を込めて待っていると、何やら怪しい雰囲気の人が…
怪しいなんて失礼な!自称一流マジシャン『Mr.ジュン』の登場です!
ところが、Mr.ジュンは皆さんの注目を浴び過ぎて、緊張のあまり「その時のことを覚えて
いない…」と後日の感想でした。一体どのようなマジックが行われたのでしょうか!?
それでも皆さんは不思議なマジックに目をパチクリされて楽しんでいましたよ。
続いては看護職員によるストレッチ&棒体操、座位(座ったままの)ホッケーが始まりました。
この企画は『祝♡せんだんの杜20周年!』を記念して、看護職員が考案してくれたものです。
「お腹がいっぱいで、すぐには動けないね」…いやいや、そんなことはありません。
始まってしまえば、身体が勝手に動き出してしまうのです!
職員が所属しているという“ご縁”があり、仙台ジャズフェスティバルにも参加している
「NOBISIRO」さんに忘年会のゲストとして来ていただきました!
「明日があるさ」「あまちゃん」「夢をかなえてドラえもん」などのポップなお囃子のメロディーに
会場も最高潮に盛り上がりました。
リズミカルな桶太鼓の音色を聴いた瞬間、感動して涙をポロポロこぼされる方もいらっしゃり、
そのお顔を見て私たちもジ~ンとしてしまいました。
フィナーレは、職員2名も事前に練習を積み重ねて参加した豪華な『すずめ踊り』で大いに
盛り上げていただいたのですが…。
他の職員も一緒になって小躍りしてしまい、肝心な写真を撮るのをすっかり忘れていました 😥
すみません…。ここに画像で紹介できないのは残念ですが、次回からの反省点としていきます。
ご利用者の皆さまはもちろん、ご家族の皆さまからも「こんなに盛りだくさんだとは思わなかった。
楽しかった!」「いつもとは雰囲気の違った広い会場で、家族一緒に美味しく、楽しく過ごさせて
もらいました。ありがとう。」などとの感想を寄せていただき、職員も大感激して幕を閉じました。
これからも、このような楽しい生活をお伝えできるようにしていきたいと思います。
またこのブログへ見にいらして下さい!
職員一同より
新しい年を迎え、せんだんの杜リベラ荘の2階ユニット「響の間」の皆さまも
お元気に過ごされています。お変わりなく、ニッコリと笑顔を見せて下さるということが
私たちスタッフとしては、何よりもうれしいことです!
さて、今回「響の間」としては初めてのブログとなります。
忙しくて…。ブログは難しそうで…。ちょっと私には…。理由はいろいろありましたが、
新しい年をきっかけに、思い切ってブログデビューしてみようと決意を新たにしました!
そこで、皆さまの日頃のご様子を中心にお伝えしていきたいと考えていますが、
記念すべき初回は、昨年末に開催した「クリスマス&忘年会」について、盛大に報告します。
時期は少しズレてしまいますが、“はじめて”に免じてお許し下さい。
平成27年12月26日(土)お昼より開催。
ご利用者様17名、ご家族様7名、実習生2名、職員5名、合計31名の
にぎやかな集まりとなりました。
まずは「クリスマスプレゼント大抽選会」からスタート!
何が当たるかドキドキの皆さま。♬何が出るかな、何がでるかな♪ を口ずさみながら…
当たったのは今年の干支『見ざる・言わざる・聞かざる』の置き物。
「日光東照宮だね!」と喜んで下さいました。
プレゼントを手にパシャリ。「早く開けてみて下さい!」と職員もワクワクです!
帽子が当たりニッコリ笑顔。周りのみなさんの笑顔もとっても素敵!
可愛いくつ下のプレゼントに…
お待たせしました!職員の出し物の時間です。
今回はなんと、「〇もいろクローバー」ならぬ「杜色クローバー」の登場です!
会場からの高まる声援。応援の鈴やタンバリンの音色。皆さまの期待が込もった表情。
「杜色クローバー」の緊張もピークです。
仕事の後や休みの日を使い、衣装も揃え、1ヵ月かけて猛練習した「怪盗少女」。
その成果があり、ダンスの動きのキレがとにかくすごいんです!
早すぎて写真のピントもブレます!見ている皆さまも大笑い 😀
…あれ。一人だけ男性が…?
センターを飾るのは、我らが「響の間」ユニットリーダーです!!
男性です…。
鈴やタンバリンを一生懸命に鳴らして、大いに盛り上げて下さいました。
皆さまへ伝えたい感謝の気持ちが背中から…
そして振り向くと何かが…
ダンスの最後には、「杜色クローバー」が登場するという噂を聞きつけて、いつのまにか
他の部署の職員もたくさん参加していました。
皆さまだけでなく、職員も一緒に笑って楽しませていただきました。
以上です。数日かかりましたがようやくブログが完成しました。
これからもブログを更新していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
「響の間」職員一同
「認知症サポーター」とは,認知症について正しく理解し,認知症の人やその家族を温かく見守り支援する人の事です。現在全国で660万人のサポーターが誕生してます。せんだんの館でも、毎年全職員を対象とした養成講座を開催しており、今年度は、新たに13名のサポーターが誕生しました。
認知症サポーターは、必ず何か特別なことをするということではありません。認知症について正しく理解し、困っている人がいたら声をかけることや、学んだことを人に伝えるなど、一人ひとりができることを行う「応援者」になることで、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを目指すことを目的にしています。
認知症サポーター養成講座は、公的機関、銀行、学校、町内会など、さまざまなところで開催されています。サポーター養成講座を受講した方へ「認知症の人を支援します」という意思を示す目印の「オレンジリング」が渡されます。
講座の開催につきましては、仙台市健康福祉事業団介護研修室(仙台市シルバーセンター内)で相談を受け付けています。また、せんだんの館の職員により開催することもできますので、興味のある方は、せんだんの館までお気軽にお問い合わせください。